こんにちは。
熊谷図書館 視聴覚資料・図書館振興担当です。
何かと大変だった2020年も終わり、また新たな年が始まりました。
といっても、図書館は新型コロナウイルスの影響で、昨年の12月24日から臨時休館させていただいております。
利用者の皆様には、ご不便おかけし大変申し訳ございません。
臨時休館中ではございますが、お電話やインターネットでご予約いただいた県立図書館所蔵の資料の貸出や、借りられている資料の返却等は、1階エントランスに設置してある特設窓口で受け付けておりますので、よろしければご利用ください。
詳しいことは、埼玉県立図書館ウェブサイトのトップページにある「重要なお知らせ」の「【緊急・重要】臨時休館の延長(3/8(月)まで)について【令和3年2月12日更新】」に掲載されています。ご参考ください。
さて、話は変わりますが、視聴覚資料担当では、新しい視聴覚資料の購入を行っています。そして、新年早々ではありますが、新たなCDが県立図書館に所蔵されることになりました。
熊谷図書館には、以下のようなクラシックや落語などを収録したものが計68点。
- 「シューマン:交響曲全集〜ライヴ・アット・サントリーホール」<資料番号:710125956>
- 「マドンナの宝石〜ヴォルフ=フェラーリ:管弦楽曲集」<資料番号:710125642>
- 「ショパン:バラード第1番/24の前奏曲」(演奏:牛田智大)<資料番号:710125758>
- 「民〜Tami〜 日本歌謡選集」(歌唱:石川さゆり)<資料番号:710125618>
- 「三遊亭圓楽 1」<資料番号:710126004>
久喜図書館には、以下のような日本人アーティストや海外アーティストのアルバムが計59点。
- 「Thanks Two you」(歌唱:タッキー&翼、滝沢秀明、今井翼)<資料番号:710125527>
- 「南こうせつの50曲」(歌唱:南こうせつ)<資料番号:710125337>
- 「POP VIRUS」(歌唱:星野源)<資料番号:710125501>
- 「HYMN〜永遠の讃歌」(歌唱:サラ・ブライトマン)<資料番号:710125410>
- 「ミュージカル・プロフェット ジ・エクスパンデッド1963ニューヨーク・スタジオ・セッションズ」(演奏:エリック・ドルフィー)<資料番号:710126178>
熊谷図書館所蔵のものと久喜図書館所蔵のもの、合わせて127点が新着CDとなっています。
今回は、その127点の中から次の写真のものをピックアップして紹介します。
1.「ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?(When We All Fall Asleep, Where Do We Go?)」(歌唱:ビリー・アイリッシュ)<資料番号:710125444>
今、世界でもっとも注目されているといっても過言ではない若き実力派アーティスト、ビリー・アイリッシュのこれまた注目のデビュー・アルバム。
本アルバムは、2019年に全世界で最も売れたデビュー・アルバムであり、イギリス・アメリカなど多くの国のチャートで1位を獲得しました。
また彼女は、2020年の「第62回グラミー賞」において、年間最優秀レコード、年間最優秀アルバム、年間最優秀楽曲、最優秀新人賞の主要4部門を独占受賞するという、史上2人目(女性としては史上初)の快挙を達成し、さらに、授賞式当時18歳だったため、テイラー・スウィフトが所持していた年間最優秀アルバム賞受賞の最年少記録(20歳と49日)を塗り替えました。
彼女の持つ特徴的なウィスパーボイスやダークな雰囲気がこれでもかというほど活かされている「bad guy」も収録、歌詞カードには和訳された歌詞が掲載されるなど、彼女の創り出す世界に浸るにはもってこいの作品です。
2.「ALL TIME BEST 1998-2018」(歌唱:コブクロ)<資料番号:710125519>
2018年に発売されたコブクロ初のオールタイム・ベスト・アルバム。
今までに彼らが出してきた全シングル曲や、アルバム曲・カップリング曲の中から厳選した隠れた名曲、そして他アーティストとのコラボ曲まで収録されています。
ドラマ主題歌として話題となった「流星」や「蕾」、結婚式の定番曲となっている「永遠にともに」や「Million Films」、シンガーソングライター・絢香とのコラボ曲「WINDING ROAD」などの数々の名曲はもちろん、コブクロ結成直後に自主制作していた初期のデモテープの音源「桜」という貴重なものも収録されており、コブクロのファンの方もそうでない方もきっと満足できる作品です。
3.「ピアノ・ブック デラックス・エディション」(演奏:ラン・ラン)<資料番号:710125725>
ピアノを習っていた方なら一度は演奏したことがあるであろうベートーヴェン作曲「エリーゼのために」やモーツァルト作曲「きらきら星変奏曲」といった楽曲たちを、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団などの世界の主要なオーケストラと共演を続ける世界的ピアニストのラン・ランが演奏したアルバム。
坂本龍一が名作『戦場のメリークリスマス』(1983年)のために制作した「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」や、2011年に発生した東日本大震災の復興を応援するために制作されたチャリティーソング「花は咲く」も収録されています。
実際に指導しているラン・ラン自身が選曲し、演奏した本作は、実質そのラン・ランから提供された贅沢な教科書と言えるのではないでしょうか。
4.「志の輔らくごのごらく1〜6」(口演:立川志の輔)<資料番号:710125964、710125972、710125980、710125998、710125824、710125832>
あの立川談志に“立川流の最高傑作”と言わしめた立川志の輔の、落語の神髄がつまったシリーズ。
落語家としてだけでなく、ドラマ・バラエティー・声優・ラジオといったタレント業でもマルチに活躍する志の輔の落語には、それらの経験が存分に活かされており、聴く人々を魅了します。
本シリーズには、1998年の公演で演じられた「死神」から2010年の公演で演じられた「帯久」まで、幅広い年代の落語全9席を収録しており、そのどれもが志の輔の創意工夫が凝らされた演目となっています。
中でも、「志の輔らくごのごらく 3」に収録されている志の輔の落語らしさを感じられる「みどりの窓口」や、「志の輔らくごのごらく 5」に収録されている通常の古典落語とは一味違った展開を見せる「新・八五郎出世」は必聴です。
ほかの新着CDにどのようなものがあるか知りたいという方は、「資料紹介(新着資料):視聴覚」をご覧ください。
コロナで大変な日々がまだまだ続きそうですが、大好きなアーティストの曲を聞いて元気を出したり、クラシックを聴いて落ち着いた雰囲気を楽しんだり、はたまた今まであまり触れてこなかったジャンルを冒険してみたり……。
音楽を聴いて少し気分転換してみませんか?