熊谷図書館 図書館協力担当です。
さっそくですが、読みたい本が自分の住んでいる地域の図書館になかったら、皆さんはどうされますか?
自分で購入する?? 立ち読みする?? 諦める??
自分の読みたい本をすべて購入するのは難しいですし、本は落ち着いて読みたいし、諦めてしまうのは惜しいことです。
そんな時は、ぜひお近くの図書館のカウンターに相談してみてください。
県内の図書館は相互貸借のネットワークを結んでいます。
相互貸借というのは、自分の図書館で持っていない本をお互いに貸し借りして、協力し合うことをいいます。
つまり、読みたい本がなかった場合、ほかの図書館の本を、地域の図書館を通して借りることができるということなのです。
この図書館間のネットワークのお手伝いをするのが、私たち図書館協力担当のお仕事です。
私たちの仕事は、一般の利用者の方の目には触れる機会はほとんどありません。
でも、皆さんがリクエストされた本を間違いなく希望の図書館までお届けするという、重大な任務を担っているのです。
県内の図書館からリクエストされた本は、すべて熊谷図書館に集まってきます。
その数、相互貸借の本だけで年間約84万冊!!
その他もろもろの資料を含めると、総数は約96万点に上ります!!!
熊谷図書館に集められた本が、どうやって仕分けられるかと言うと、ひたすら人力。
本の所蔵館と貸出先の表示に目を凝らし、研ぎ澄まされた集中力と類まれな忍耐力で、毎日届く大量の本を仕分けています。
今日も、猛暑(酷暑?)続く熊谷−日本一の座は明け渡してしまいましたが−の地で、皆さんのお手元に無事に本を届けるべく、日々、私たちは任務に励んでおります。