8月6日(火)「民話の世界を楽しもう! むか〜しむかしあったとさ」を開催しました。
歴史と民俗の博物館の企画展
「絵で語る埼玉の民話 池原昭治・童絵の世界」にあわせた
モノと資料をつなぐための博物館とのコラボ企画です。
〜図書館から博物館へ、博物館から図書館へ〜
郷土埼玉の民話を耳で聞く体験をしてもらいたい
おはなしに登場する民具をこどもたちにふれてもらいたい
映画で昔話の世界を身近に感じてもらいたい
そんな願いから
第1部 <語り> 埼玉の民話 おはなし会
第2部 <学芸員さんによる民具紹介> 民話の道具あれこれ
第3部 <親しみやすいアニメ映画> 日本の昔話 映画会
異なる切り口で”民話の世界”を味わう3部構成になりました。
博物館とのコラボレーションというはじめての試み
「民話」という渋いテーマ
いったいどれくらいの人が集まってくれるのか?
企画段階では不安でいっぱい、試行錯誤をしながらの準備でした。
当日は、開場の13時半をすぎたあたりから、どんどん空が暗くなり、雲行きもあやしく
雨がぱらつきはじめ、人がくるのか、ぐんぐん心配になってしまったのですが、
ふたをあけてみたら、こどもから大人まで、83名という大勢のお客様にご来場いただきました。
当日の様子を少しだけご紹介します。
受付で、おはなしに登場する「わらへび」とおはなし室の住人「シロクマ」がお出迎え。
帰りには「これがわらへびだね〜。おっきーい。」と人気者に。
「わらへび(伊豆島の大蛇)」(左)蓮田市文化財展示館からお借りしました
埼玉の民話 おはなし会
「かっぱのくれたふしぎなつぼ」熊谷あたりのおはなし
「あずきとぎのばさま」「あかい目のわらへび」蓮田あたりのおはなし
絵もなく、語りだけで進行する「おはなし」
ちゃんと聞けるかなぁ、と心配でしたが、
大丈夫、しっかり最後まで聞いてくれました。
おはなしのあとには、わらべうた
「ほ・ほ・・ほたるこい」「ほたるこい」をお客さまもスタッフもみんなで歌いました。
ふたつのわらべうたが響き合って、まるで会場をホタルが飛び交っているようでした。
民話の道具あれこれ
おはなし会のあと、てぬぐいをかぶり、しょいかごをせおった学芸員さんが後方から登場。会場がわっと沸いた瞬間。
「おら、はたらきもののむすめだぁ。」
学芸員さんに教えてもらいながら、ざるに小豆をいれてといだり、しょいかごを背負って歩いたり
こどもたちが楽しく民具に触れる体験しました。
はじめてのあずきとぎ体験
最後の映画会は3本立て、あっという間の約2時間、楽しい夏のイベントとなりました。
きてくれたみなさん、ありがとう!
久喜図書館子ども図書室では、
関連ミニ資料展「さいたまの民話 池原昭治を中心に」も開催しています。
開催期間:7/20〜9/1
こちらにも、ぜひおこしください。お待ちしています。